47歳で転職活動を行い、年収を25万円アップさせることができました。
もともとSES・派遣エンジニアとして次の現場を探すつもりでいました。でも転職エージェントで求人を見ていたとき、HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)業界の求人が目に入りました。Linuxの知識が活かせる。受かるかどうかは分からないけれど、受けてみようと思いました。
「40歳以上の転職は難しい」と言われますが、私たちの世代には新卒にはない実務経験という武器があります。それ以上に重要だと感じたのが、「自分がなぜ転職するのか」を深掘りする作業でした。
今回は、実際にやった転職活動の流れを正直に書きます。転職後の現実については、別の記事で書いています。
ステップ1:自己分析——「なぜ転職するのか」を徹底的に書き出す
まず、「自分はどんな人間か」「なぜ転職したいのか」という根源的な問いに向き合いました。小さい頃からの出来事、成功・失敗体験、影響を受けたもの、転機——人生を振り返って書き出す作業です。
漠然とした「給料を上げたい」という理由でも構いません。まずはネガティブな理由も含めて正直に書き出す。そこから「転職で実現したいこと」を具体的にしていきます。この「実現したいこと」が面接での強い動機付けになります。
40歳以上の転職では、50代・60代を見据えた「内的キャリア(自分はどんな人で、何をしたいか)」を重視することが重要です。この世代は会社の評価より、自分の行動の軸が必要になります。
ステップ2:求人媒体——複数を比較して情報の漏れを防ぐ
使った媒体は3つです。転職エージェント、ハローワーク、東京しごとセンター(東京都の場合)。
実際に経験して気づいたことがあります。同一企業・同一職種でも、媒体によって求人票の記載内容が異なるケースがありました。転職エージェントだけで探していたら見落としていた情報があったかもしれません。複数の媒体を使って比較することをおすすめします。
ステップ3:求人票分析——同業種3社と比較して志望動機を作る
転職活動でいちばん苦労したのがここでした。
志望動機を作るために、応募企業と同じ業界の企業3社を比較しました。事業内容・将来性・企業理念・社員インタビュー——これらを並べて「この会社の特徴は何か」「他社と何が違うのか」を抜き出す作業です。
「なぜこの企業で活躍したいのか」を具体的に書くには、他社との比較なしには書けません。地道ですが、この作業が面接での説得力につながります。
ステップ4:自己PRと志望動機——PREP法で整理する
面接で「結局何が言いたいの?」となるのを防ぐため、自己PRはPREP法で整理しました。
結論→理由→具体例→まとめ(貢献できること)という順番です。過去の仕事経験を「会社名・仕事内容・成果」に分けて書き出し、企業ごとにアピールしたい点を変えられる型を作っておくのがポイントです。
面接は10分で終わった
面接の詳細はあまり覚えていませんが、10分で終わりました。準備してきたことを全部話せたわけではありませんでした。
Linuxの知識と21年の現場経験が評価されたのだと思います。「受かるかどうかわからないけれど受けてみた」という選択が、結果としてキャリアの転換点になりました。
転職後の現実
転職活動はうまくいきました。でも転職後は「仕事の粒度」で苦労しました。その話は別の記事に書いています。

