実はここ数日、私の心の中で大きな嵐が吹き荒れていました(笑)。というのも、勢いで大手のシニア向け結婚相談所(オーネットスーペリア)に入会したものの、わずか数日で「クーリング・オフ」をするという、なかなかに濃密な経験をしたからです。
今日は、私がなぜ入会し、そしてなぜ数日で辞める決断をしたのか、その生々しい心の葛藤と、データから見えたシビアな現実をシェアしたいと思います。「将来がなんとなく不安で、婚活しようか迷っている」という方の参考になれば嬉しいです。
きっかけは「もしもの時の安心感」が欲しかったから
48歳、一人の時間をこよなく愛する私ですが、ふと「将来、自分の親に何かあったら」「自分が体調を崩して一時的に働けなくなったら」と考えたとき、猛烈な不安に襲われたんです。
「そんな時、隣にもう一人稼いでくれるパートナー(二馬力)がいたら、どれほど心強いだろう」
そう思った私は、重い腰を上げて結婚相談所のドアを叩き、入会手続きを済ませました。でも、手続きを終えて家に帰ってきた瞬間から、なぜか心にモヤモヤとしたブレーキがかかり始めたのです。
「誰かの目を気にするためのメイクを頑張らなきゃいけないの?」
「一人の時間が大好きな私が、見ず知らずの人と本当にうまくやっていける?」
そんな時、相談所が提示している「会員の年齢層データ」をじっくり見つめてみて、ハッと目が覚めました。
突きつけられた「約61歳」という現実データ
送られてきたデータを見て、思わず言葉を失いました。
私と同じ「45〜49歳」の層を見ると、女性は10.2%いるのに対して、男性はわずか2.5%ほど。なんと4倍もの開きがあり、少ない同世代を大勢の女性で取り合う構図になっていたのです。
そして、男性の圧倒的なボリュームゾーンは「60〜64歳(30.8%)」。男性の平均年齢は約61歳でした。
なお、大手の結婚相談所だけあって、会員全員が独身証明書や収入証明書を提出しています。その点の安心感は本物です。ただ、証明書があっても、数字が示す「構造的なミスマッチ」は変わりません。
この数字を見た瞬間、点と点がつながりました。
「自分が困った時に支え合える二馬力が欲しい」と思って入会したけれど、定年退職を迎える60代の方たちが求めているのは、対等に稼ぐパートナーというよりも、「自分のこれからの老後生活や親の介護を支え、ケアしてくれる人」である可能性のほうが圧倒的に高いのではないか、と。
「お互いに頼りたい(もらう側になりたい)」と思って近づいても、年齢差がある以上、気づけば相手の老後を一方的に背負うリスクのほうが高いという現実に気づいてしまったのです。
見ず知らずの誰かより「ライフプランと数字」
私の両親は、81歳の父が今も現役で仕事をしていて、76歳の母はカーブスに元気に通っています。今すぐ私が自分の生活をすり減らしてまで、焦って「介護要員」になるかもしれないリスクを背負いに行く必要はどこにもありませんでした。
もしもの時の備えなら、まだ見ぬ誰かに依存するのではなく、「日本の充実した社会制度(介護保険や高額療養費制度など)」を賢く使う知識を持っておく方が、何倍も確実で打たれ強いセーフティネットになります。
そう気づいた私は、期限ギリギリに郵便局へ行き、クーリング・オフの通知書類をポストに投函しました。出した瞬間、肩の荷がふっと軽くなって、視界がすっきりと開けるのが分かりました。
これからの私の「自分磨き」
今回、入会金や月会費になるはずだったお金とエネルギーは、すべてこれからの自分のために使うことに決めました!
いま所属しているコミュニティで、お金の不安を数字でなくすためにしっかり「ライフプランシート」を作り、貯金や資産形成を頑張る方が、私にとっては100倍現実的で安心できます。
そして実は、入会中に「婚活のため」と思って申し込んでいた、コミュニティの仲間による「メイクレッスン」と「洋服の同行ショッピング」のサービスがあります。これはオーネットを辞めた今も、キャンセルせずにそのまま行くことにしました!誰かの目を気にするための「義務のメイク」ではなく、これからの私の毎日を楽しく、私らしく輝かせるための「純粋なご褒美」として、思いっきり楽しんできたいと思います。
50代になって、もしその時にまた「誰かと美味しいワインが飲みたいな」と思ったら、その時また考えればいい。
自分の本音を置き去りにせず、ちゃんとお財布と心を守る決断ができた自分を、今はほめてあげたいです。
