ITインフラエンジニアになって20年以上が経ちました。 最初はWindowsクライアントの運用やLinuxサーバーの管理から始まり、AWSなどのクラウド登場による「管理画面での操作」への移行と時代の変化と共に歩んできました。
そのキャリアの中で、今、最も衝撃を受けているのが「AIの登場」です。
1. 直感が教えた「AIという必須ツール」
AIに触れた瞬間、理由は理屈ではなく「これは全エンジニアが覚えなければならないツールだ」と直感しました。
専門外の分野でも素早く調査でき、指示(プロンプト)の書き方ひとつで回答の精度が劇的に変わる。その進歩は凄まじく、わずか5年ほどで、自分のパソコンを直接操作してくれる「エージェント型AI」までが現れました。
2. 膨大なドキュメントの海に「当たり」を付ける
かつてLinuxの仕様を調べる際は、プロジェクトの公式サイトへ行き、コミュニティの膨大な議論を読み解く必要がありました。 しかし今は、まずAIで「どの資料を見るべきか」の当たりを付けます。Linuxの公式ドキュメントはあまりに膨大ですが、AIを介することで圧倒的な時短が可能になりました。
さらに、シェルスクリプトの作成までもAIがこなします。 私は、AIが生成したコードを検証機でテストするだけ。かつての苦労を知る技術者からは「AIに頼りすぎるな、経験が重要だ」と言われるかもしれません。
しかし、AIから情報を引き出すのはあくまで人間です。その人の経験がなければ、引き出した情報に問題がないかを判断することはできません。
また、AIとの付き合い方にはコツも必要です。AIは常に新しい情報をインプットしていますが、最新の情報は少し遅れて反映されることがあります。最初は古い情報が返ってくることもあるため、「最新の情報を教えて」と問いかけ、情報を精査していくプロセスが欠かせません。
3. AIと共に創る「余暇」と「未来」
オープンソースの膨大なデータを学習したAIの精度は、正しく扱えば無視できないほど高まっています。少子高齢化が進む日本において、いかに仕事を効率化し、人間らしい「余暇」を作り出すか。そこにAIは絶大な力を発揮します。
AIに丸投げするのではなく、長年の経験をもとに「検証」し、最新情報を引き出しながらコントロールする。これからの時代、AIなしではエンジニアの仕事は成立しないでしょう。
ITインフラエンジニアとして歩み続けるために。 私はこれからも、AIを使いこなしていきたいと思います。

