知っておきたい「寸志」と「御礼」の小さくて大きな違い

今日は、知っているようで意外と間違いやすい「贈り物」のマナーについてお話しします。

誰かに感謝を伝えるとき、封筒(金封)の表書きに何と書くか迷ったことはありませんか? 実は「寸志」と「御礼」には、使うべき相手に明確なルールがあるんです。

1. 「寸志」は目上の人から贈るもの

「寸志(すんし)」という言葉。漢字を読み解くと「わずかな志」という意味になります。自分を謙遜して使う言葉なので、実は「目上の人から目下の人へ」渡すときに使うのが正解です。

お世話になった先輩や上司に対して「寸志です」と渡してしまうと、知らず知らずのうちに失礼になってしまうので注意が必要ですね。

2. 目上の方には「御礼」を

私たちが目上の方に感謝を伝えたいときは、「御礼」(または「謹呈」など)と書くのがマナーです。これなら相手を選ばず、どんな場面でも安心して使えます。

3. 「お」にするだけで、心まで柔らかく

少し裏技的なコツですが、漢字で「御礼」と書くと少し硬い印象になりませんか?そんなときは、「お礼」とひらがなを混ぜてみてください。

「御」を「お」に変えるだけで、文字の角が取れて、受け取った相手にもあなたの優しい心遣いがより柔らかく伝わります。

マナーは「型」も大切ですが、一番は相手を想う気持ち。正しい言葉を選んで、すてきな感謝を伝えていきたいですね。

書くときに迷ったら確認する

私自身、ご祝儀袋や不祝儀袋を書くときはマナー本やインターネットの記事をスマホで検索して気を付ける点を確認してから字を書いています。書道を35年続けていても、冠婚葬祭のマナーは「知っているつもり」が一番危険です。特に「寸志」と「御礼」の使い分けは、親しい間柄でも間違えると印象を損ねることがあります。迷ったときは必ず確認する習慣をつけておくと安心です。

参考にしているのは、冠婚葬祭のマナー本の表書き一覧です。書店で手に入るものならどれでも大きな差はありませんが、実例が多く載っているものを選ぶと使いやすいです。本が嫌な方はスマホで実例を検索してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です