学校のセットで大丈夫?子供の習字道具で親がチェックすべき3つのポイント

「小学校で習字セットの申し込みが始まったけれど、どれを選べばいいの?」 「学校で一括購入するものなら安心…と思っていませんか?」

実は、書道道具の中には、「上達を早めてくれるもの」と、逆に「子供が書道を嫌いになってしまう原因になるもの」があります。今回は、親御さんがここだけは見てあげてほしいポイントを3つに絞って解説します。


ポイント1:筆は「馬毛」が含まれているものを選ぶ

セットの中で一番大切なのは、言うまでもなく「筆」です。

  • チェック: 筆の毛の素材を確認してください。「ナイロン(人工毛)100%」よりも、「馬毛」などの天然毛が混ざった兼毫筆(けんごうふし)がおすすめです。
  • 理由: ナイロン100%は弾力が強すぎて、子供の力ではコントロールが難しく、線が「ピンッ」と跳ねてしまいがちです。少し天然毛が入っている方が墨含みが良く、しっとりと落ち着いた字が書けます。

ポイント2:硯(すずり)は「学校用」と「自宅用」を分けるのが理想

最近の学校セットには、軽くて丈夫な「セラミック硯(プラスチック製)」が入っているのが主流です。しかし、これだけではもったいないと感じる理由があります。

  • 学校用(セラミック硯): 軽くて持ち運びが楽なので、荷物の多い小学生には最適です。10数年程前からでまわるようになりました。これはプラスチックと違い鋒鋩(ほうぼう)があるので、墨を摺ることができます。 たわしでごしごし洗えます。書道セットに入っているものは羅門硯(ラモンけん)という種類だと思います。 羅門硯とセラミック硯ですと、値段はほぼ同じたと思います。
  • 自宅・教室用(本石硯): ぜひ家での練習や教室では、どっしりとした「本石(ほんせき)」の硯を準備してあげてください。
  • 理由: 石の硯で墨を磨る時、静かな部屋に響く「シュッ、シュッ」という音には、脳をリラックスさせる効果があります。また、石の重みが安定感を生み、筆の運びをサポートしてくれます。「学校は実用性、家では感性と上達を育む」と使い分けるのが理想的です。

ポイント3:墨液は「洗濯で落ちるタイプ」の罠に注意

お母さんの味方「洗濯で落ちる墨液」。これ、実は一長一短あります。

  • チェック: 「清書用」と「練習用」を使い分けるか、特性を理解して選びましょう。
  • 理由: 洗濯で落ちる墨液は、実は少し青みがかっていて、乾くと線が痩せて見えることがあります。また、時間が経つと表装(掛け軸などにすること)ができない場合も。
  • アドバイス: 最初は洗濯用でも良いですが、お子さんが「習字が楽しい!」と言い出したら、ぜひ「本物の墨の香りがする墨液」を持たせてあげてください。モチベーションが劇的に変わります。

まとめ

習字道具は、一度買うと卒業まで、長ければ中学・高校まで使います。 おしゃれなバッグのデザインも大切ですが、ぜひ「中身の質」を少しだけチェックしてあげてください。道具が良ければ、お子さんの「上達したい!」という気持ちを強力にバックアップしてくれますよ。

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