【書道のたしなみ】使い終わった筆、どうしてる?感謝を込めて送る「筆供養」のお話

こんにちは!

お習字を始めて間もない方は、「書きにくくなった筆、どうやって処分したらいいんだろう?」と迷うこともあるのではないでしょうか。

実は、お習字の世界には、頑張ってくれた筆に感謝して手放す「筆供養(ふでくよう)」という素敵な習慣があります。今日はその大切なお作法についてお伝えしますね。

筆を「ゴミ」にしない文化

お習字の筆は、一本一本が職人さんの手で作られた大切な道具です。

何度も練習を共にした筆には、書き手の想いや努力が宿っていると考えられています。そのため、役目を終えたからといって、そのままゴミ箱に捨ててしまうことはしません。神社やお寺、あるいは日本習字教育財団の行事として、きちんと供養していただくのが一般的です。

筆はどのくらいで寿命を迎えるの?

「筆の寿命ってどのくらい?」と疑問に思う方も多いはずです。

使い方や手入れによって大きく変わりますが、毎週稽古で使う場合、一般的な練習用の筆は半年〜1年程度が目安と言われています。具体的には次のようなサインが寿命のサインです。

  • 筆先がまとまらず、バサバサになってきた
  • 毛が抜けやすくなった
  • 洗っても墨が落ちにくくなった
  • 筆の根元が固まってしまった

こうなってきたら、新しい筆への交代を検討するタイミングです。

筆供養への送り出し方

「供養に出す」といっても、難しいことはありません。日本習字教育財団では、普段のお稽古の延長で、以下のように準備をします。

【きれいに洗う】

まずは、これまで頑張ってくれた筆を丁寧に洗います。こびりついた墨をきれいに落としてあげましょう。

【半紙で包む】

筆が乾いたら、真っ白な新しい半紙で優しく包みます。まるで「お疲れ様」と声をかけるような気持ちで包んであげてください。

【先生に託す】

準備ができた筆を先生にお渡しすると、まとめて筆供養に出してくださいます。

筆供養が行われる場所

筆供養は全国各地の神社やお寺で行われています。有名なものとしては東京・浅草の浅草寺や、大阪・四天王寺などがあります。また、書道団体が主催する筆供養イベントに参加する方法もあります。

ご自身の教室の先生に「筆供養はどこで行われていますか?」と相談してみるのが一番スムーズです。

道具を大切にすると、字も変わる

「筆をきれいに洗って、半紙に包む」。

この一手間をかけることで、不思議と道具への愛着が深まり、新しい筆を握る時の気持ちも引き締まります。道具を大切に扱う心は、必ず作品にも表れます。

初心者の方も、もし「最近この筆、書きにくくなってきたな」と思ったら、ぜひ先生に相談して、筆供養を検討してみてくださいね。お役目を終えた筆に感謝して、また新しい気持ちで次の一歩を踏み出しましょう!

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