前回の記事では、WordPressにGoogle AdSenseのコードを設置するまでの苦労をまとめました。しかし実は、それで終わりではありませんでした。サイトの所有権確認でまた壁にぶつかり、丸1日以上格闘することになったのです。その記録をまとめます。
「お客様のサイトは確認できませんでした」の繰り返し
AdSenseのコードをサイトに設置し、いよいよ「確認をリクエスト」を押したところ——
「お客様のサイトは確認できませんでした」
というエラーが表示されました。何度押しても同じ結果です。1日待ってから再度試しても、変わりませんでした。
疑ったのはCloudflare
私のサイトはValue DomainでドメインをCloudflare(クラウドフレア)に向けています。CloudflareはサイトをさまざまなWAF( Web Application Firewall=不正アクセスを防ぐ壁)で守ってくれるのですが、これがGoogleのクローラー(サイトを自動で巡回するロボット)をブロックしている可能性を疑いました。
そこで以下の対策を追加しました。
- Googlebotを許可するカスタムルールを追加
- Cloudflare管理ルールセットに例外ルールを追加
しかしそれでも解決しませんでした。
Google Search Consoleで確認したら問題なかった
念のため、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)というGoogleの公式ツールでサイトへのアクセスを確認したところ——
「URLはGoogleに登録できます」
つまり、Googleのロボットはサイトにきちんとアクセスできていました。Cloudflareが原因ではなかったのです。
本当の原因はads.txtだった
「ads.txt(アドエステキスト)」というファイルをご存知でしょうか?
これは「このサイトの広告は正規の業者が配信しています」とGoogleに証明するためのファイルです。AdSenseの審査には、このファイルがサイトのトップページ直下に設置されている必要があります。
私は「Ads.txt Manager」というプラグインをWordPressにインストールして設置したつもりでいました。しかし実際にURLにアクセスしてみると——
https://yotubo71.tokyo/ads.txt → 404 Not Found
ファイルが存在しませんでした。
なぜ404になったのか?サブディレクトリの落とし穴
私のWordPressは yotubo71.tokyo/wordpress/ というサブディレクトリにインストールされています。
Ads.txt Managerプラグインはこのサブディレクトリ内にads.txtを生成してしまうため、Googleが期待する場所(yotubo71.tokyo/ の直下)にファイルが置かれていなかったのです。
イメージとしては——
- Googleが見に来る場所:玄関(yotubo71.tokyo/ads.txt)
- 実際にファイルがあった場所:奥の部屋(yotubo71.tokyo/wordpress/ads.txt)
Googleは玄関を見て「ファイルがない」と判断していたのです。
解決策:手動でルートに設置する
プラグインに頼るのをやめて、手動でファイルを設置することにしました。
- Value Domainのコントロールパネルにログイン
- ファイルマネージャーを開く
public_htmlフォルダの直下(wordpressフォルダと同じ階層)にads.txtという新規ファイルを作成- 以下の内容を記載して保存
google.com, pub-XXXXXXXXXXXXXXXXX, DIRECT, f08c47fec0942fa0
pub-XXXXXXXXXXXXXXXXXの部分は実際のIDに差し替えてください!
保存後、ブラウザで https://yotubo71.tokyo/ads.txt にアクセスすると——
内容が正しく表示されました!
そしてついに…
AdSense管理画面に戻り、「確認をリクエスト」を押すと——
「お客様のサイトは確認されました」🎉
長かった戦いがついに終わりました。
同じ悩みを持つ方へ
AdSenseの審査で「サイトを確認できません」が続く場合、以下を確認してみてください。
① ads.txtが正しい場所に設置されているか
ブラウザで https://あなたのドメイン/ads.txt にアクセスして、内容が表示されるか確認しましょう。
② WordPressがサブディレクトリにインストールされていないか
サブディレクトリ運用の場合、プラグインでのads.txt設置がうまくいかないことがあります。手動でルートに設置するのが確実です。
③ 焦らず1つずつ原因を潰していく
複数の問題が重なっていることも多いです。1つずつ確認して、原因を特定しましょう。
AdSenseの審査は「コードを貼るだけ」ではなく、意外と多くの落とし穴があります。同じ状況で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
【この記事で使ったツール・サービス】
- Google AdSense
- Google Search Console
- Cloudflare
- Value Domain(ファイルマネージャー)
- SANGOテーマ(WordPress)

