書道を再開したい大人へ。子どもの頃とは全然違う、大人のペン習字の楽しみ方

「また字の練習をしてみたいな」と思ったことはありませんか?

小学校で硯を洗って、半紙に向き合っていたあの頃。中学・高校・社会人と忙しくなるにつれ、いつの間にか筆を置いてしまった……そんな方はきっと多いはずです。

この記事では、書道歴35年の筆者が「もう一度始めたい大人」に向けて、ペン習字という入り口と、まず揃えたいデスクペンをご紹介します。

子どもの書道と、大人のペン習字はまったく別物

子どもの頃の習字は「課題をこなすもの」でした。お手本の文字を真似して、先生に丸をもらう。それはそれで楽しかったけれど、どこかプレッシャーもあった。

大人になってからのペン習字は、全然違います。

誰かに評価されるためではなく、自分が「書きたいから書く」。仕事帰りに15分だけ練習する、週末の朝にお茶を飲みながら書く。それだけでいい。

私自身、今年から毛筆の漢字部を一旦お休みして、ペン部に転向しました。転職して忙しい時期に、「今の自分に合ったペースで続けられるもの」として選んだのがペン習字でした。

ペン習字は大人の再出発に最適な理由

道具はペン一本。墨も硯も半紙も不要で、場所も時間も選びません。

・仕事帰りにそのままカフェで練習できる
・机の上だけで完結する
・片付けが数秒で終わる
・続けるハードルが圧倒的に低い

「書道はやってみたいけど、準備が大変そう」と思っていた方にこそ、ペン習字はぴったりです。

ペン部を持つ主な書道団体

独学でも練習できますが、書道団体に所属すると毎月お手本が届き、添削指導を受けられます。上達のスピードが格段に違います。ペン習字(硬筆)を扱っている主な団体をご紹介します。

▶ 日本習字(にほんしゅうじ)
全国に1万以上の教室を持つ国内最大クラスの書道団体。「ペン部」では楷書・行書の基本から、連綿(文字を続けて書くこと)を用いた手紙文などの実用書まで幅広く学べます。通信講座もあり、自宅で学べるのが魅力。文部科学省認定の社会通信教育です。私もこちらのペン部に所属しています。
👍公式サイト:https://www.nihon-shuji.or.jp/course/pen/

▶ 日本書道教育学会
「ペン習字基礎講座」「ペン習字教育講座」「速習ペン字講座」の3コースを設置。初心者から上級者まで段階的に学べます。硬筆専門誌「ぺんの力」を発行し、段級認定も行っています。
👍公式サイト:https://www.nihonshodou.or.jp/

▶ 日ペン(日本ペン習字研究会)/がくぶん
「日ペンのボールペン習字講座」として長年親しまれてきた講座。ボールペンで始められる手軽さが特徴で、テキスト全7巻+オンライン講習会動画で学べます。
👍公式サイト:https://www.gakubun.co.jp/lecture/a01.html

ひとつポイントをお伝えすると、各団体がペン部の練習に推奨しているデスクペンがあります。そのペンはお手本の書き味に合わせて選ばれているので、同じ団体のデスクペンを使うのが上達への近道です。入会時や教室の先生に確認してみてください。

自分でデスクペンを選ぶなら。楽天ロングセラー3選

団体推奨のペンがわからない場合や、まず試してみたいという方には、楽天市場でロングセラーとして売れ続けている定番品を選ぶのが安心です。

【第1位】ゼブラ デスクペン フロス 0.7(BA65)|約1,300円
ゼブラの定番デスクペン。0.7mmの太さがペン習字のお手本に合った線を書くのにちょうどよいと評判です。カラーはグラスブラック・グラスブルー・グラスクリアなど複数あり、好みで選べます。書き心地がなめらかで、長時間の練習でも疲れにくいのが特徴。ペン習字を始める最初の一本として多くの方が選んでいる定番品です。

【第2位】プラチナ デスクペン万年筆(DPQ-700A)|参考価格 約700〜900円
プラチナ萬年筆が作るデスクペン型の万年筆。インクカートリッジ式で手軽に使えます。万年筆特有の「しなり」が筆の感覚に近く、毛筆経験のある方が移行するのにとても向いています。とめ・はね・はらいが自然と表現しやすくなります。

【第3位】ゼブラ デスクペン フロス 輪-Rin-(BA111)|1組参考価格 約1,800円〜
フロスシリーズの上位モデル。ペンスタンド付きで卓上に置いておける本格派デスクペン。黒・赤・金の3色から選べ、練習用としてだけでなく書斎に置いても映えるデザイン。段級取得を目指して本格的に続けたい方にもおすすめです。

※繰り返しになりますが、所属する書道団体が推奨しているデスクペンがある場合は、そちらを優先するのが一番です。お手本の書き味に合わせて選ばれているため、練習の効率が大きく変わります。

入り口はペン一本でいい

書道の再開に、特別な準備は必要ありません。

ペン一本あれば今日から始められる。団体のお手本と添削があれば独学よりずっと上達できる。仕事帰りの15分でも、積み重ねれば必ず字は変わっていきます。

「いつかやりたい」と思っているなら、今がそのタイミングかもしれません。

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