忙しい心に効く。墨を磨った瞬間に広がる「墨の香り」の驚くべき効果と、豊かな時間の作り方

こんにちは! 皆さんは、墨の香りを嗅いだ時、どんな気持ちになりますか? 「あ、懐かしいな」「なんだか落ち着く」と感じる方が多いのではないでしょうか。

実は、墨の香りには、ただ「懐かしい」だけではない、私たちの心に深く作用する素晴らしい効果があるんです。 今日は、デジタル時代で脳が疲れがちな皆さんにこそ知ってほしい、墨の香りの秘密についてお話しします。

1. 脳をリラックスさせる「天然のアロマ」

墨の主成分は「煤(すす)」と「膠(にかわ)」ですが、そこに加えられる「龍脳(りゅうのう)」などの香料には、鎮静作用があると言われています。

墨を磨った瞬間、ふわっと漂うあの香りを吸い込むだけで「あぁ、いい匂いだな」と心がほどけていくのを感じるはず。それはまさに、書道がもたらしてくれる天然のアロマテラピーなのです。

2. 「集中スイッチ」が入る魔法の時間

現代の私たちは、常にスマホの通知や情報の波にさらされています。そんな中、墨を磨(す)る時間は、心に「静寂」を連れてきてくれます。

ゆっくりと一定のリズムで墨を磨っていると、その香りが鼻を抜け、自然と磨る作業そのものに没頭できるようになっていきます。この時間は、日常の忙しさをリセットし、書道の世界へ入り込むための大切な「集中スイッチ」になってくれます。

3. 「30分の休息」が、書道をより深くする

「でも、墨を磨るのって時間がかかるんでしょう?」 そう思われるかもしれません。確かに、2時間しっかり練習するための墨をすべて磨り出すには、何時間もかかってしまいます。でも、最初からそんなに頑張りすぎる必要はないんですよ。

リラックスを目的とするなら、まずは30分だけ磨ってみてください。

水差しから1円玉くらいの大きさの水を出し、硯(すずり)の「丘」の部分で磨ります。 少しずつ、とろっとしてきたら、溜まりの部分である「海」へ流していく。 これを繰り返すだけで、心地よい香りと共に、あなただけの墨ができあがります。

4. 墨の濃さを操る楽しさ

実は、書きたい文字によって、必要な墨の濃さは変わってきます。 墨汁を硯に出してからさらに墨を磨ることがありますが、これはより深い「濃さ」を求めているからです。

自分が書きたい表現に合わせて、墨の濃さを自在に調整できるようになると、もう上級者の仲間入りです。道具を使いこなし、自分だけの色を作る。これこそが、大人の書道の醍醐味です。


自分のために「墨を磨る」贅沢を

「字を上手く書かなきゃ」と気負う前に、まずはこの豊かな香りと、墨がとろけていく時間を楽しんでみませんか?

教室という整った環境で、先生に磨り方のアドバイスをもらいながら、自分好みの墨を作ってみる。その贅沢な体験が、あなたの日常をきっと穏やかに変えてくれるはずです。

「最近、ゆっくり深呼吸できていないな」と感じているあなた。 ぜひ一度、この魔法の香りを体験しに、教室へ足を運んでみてくださいね。

【参考】

この記事は下記の記事を参考に記載しております。

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